「ドント・イットTHE END」(原題:ACHOURA)は2020年2月21日より公開されます。
ヒューマントラストシネマ渋谷とシネ・リーブル梅田のみでの上映作品です。
まだまだ情報の少ない映画なので、海外サイトからの情報も踏まえつつご紹介します。
と言うわけで、今回は「ドント・イット THE END 」のあらすじや見どころ、感想などについてまとめてみました!(ネタバレなし)
映画【ドント・イット THE END】の作品情報
制作年(国名) | 2018年(フランス・モロッコ合作) |
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公開日 | 2020年2月21日 |
上映時間 | 90分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | Talal Selhami(タタル・シェルハミ) |
主要キャスト | Sofiia Manousha(ソフィア・マヌーシュ) Younes Bouab(ユネス・ブアブ) Omar Lotfi(オマー・ロトフィ) Iván González(イヴァン・ゴンザレス) Moussa Maaskri(ムーサ・マースクリ) Mohamed Choubi(モハメッド・アルショヴィ) |
配給会社 | アメイジングD.C. |
映画【ドント・イットTHE END】のロケ地
モロッコのカサブランカ(Casablanca)。
カサブランカ北東に位置する、モハンメディア(Mohammedia)という場所で撮影されたと思われます。
実際に廃墟や、草原で撮影されている様子を確認できました。
(YouTubeの公式チャンネルで、メイキング動画を見ることが出来ますよ!)
映画【ドント・イットTHE END】の主題歌
今のところ、どの曲が主題歌であるかは分かりませんでした。
しかし、Achoura (Original Motion Picture Soundtrack)というCDが発売されています。恐らく、このCDの1番に収録されている「Achoura main title」が題名的にも主題歌ではないかと思います。
音楽ディレクションは、Romain Paillot氏です。
映画【ドント・イットTHE END】の評価
3.1/5 |
予告編・予告動画
作品概要
スペインのバルセロナで行われる、シッチェス・カタロニア国際映画祭で脚光を浴びたこの作品。
田舎町に住む子供が、”それ”の恐怖に襲われることで物語がスタート。
迫りくる”それ”の脅威と、独特なカメラワークは観客を恐怖の底に陥れます。明らかになる”それ”の正体と、呪われた町の恐ろしい真実の二重の恐怖。常識を超えた、前代未聞のストーリーと結末に驚いてしまうこと間違いなしの作品です。
2020年2月21日より、ヒューマントラストシネマ渋谷・シネ・リーブル梅田の「未体験ゾーンの映画たち2020」にて公開されます。
登場人物(キャスト)
Nadia(ナディア)/Sofiia Manousha
Ali(アリ)/Younes Bouab
Samir(サミル)/Omar Lotfi
Stéphane(ステファン)/Iván González
Le Gardien(ガーディアン)/Moussa Maaskri
Majd(マジド)/Mohamed Choubi
映画【ドント・イットTHE END】のあらすじ(ネタバレなし)
古びた家の中に勝手に入り遊んでいた4人の子供たち。
そのうちの1人が、忽然と姿を消してしまいます。
残っているのは大量の血痕のみ。
その事件から25年たった頃、残された3人のに友人を奪った”それ”の正体を知ることになる。”それ”を知ってしまったら逃げられず、どこに居ようが、何をしていようが追ってくる。
一体”それ”とは何なのか…。
映画【ドント・イットTHE END】のココが見どころ↓
モロッコのニューカマー、タタル・シェルハミ監督
監督はTalal Selhami(タタル・シェルハミ)氏が勤めています。
タタル・シェルハミ氏は、フランス出身モロッコ人(?)の映画プロデュサー兼ディレクターです。
「ドント・イットTHE END」(原題:ACHOURA)の他に2010年公開の「Mirages」、2006年公開の「Sinistra」などの作品を手掛けています。
「Mirages」では、Marrakech(マラケシュ)国際映画祭・Tanger(タンジール)国立映画祭の2つで賞を受賞。今回の作品はのべ15の映画祭でノミネートされ、最優秀映画賞や審査員特別賞なども受賞しています。
特に、ホラー・スリラー・SF・ファンタジーを焦点を絞った専門の映画祭である、シッチェス・カタロニア国際映画祭のファンタスティック・コンペティション部門にノミネートされたことは、大きな功績といえるのではないでしょうか!
(シッチェス・カタロニア国際映画祭は、2003年に北野武監督の「座頭市」が最優秀作品賞、2004年に宮崎駿監督の「ハウルの動く城」が観客賞を受賞している、世界トップレベルの映画祭です。)
これだけの映画祭でのノミネート・受賞歴を持つ、タタル・シェルハミ監督作品ですのでかなり期待できる映画のはず!
独創的なストーリー
この映画は子ども時代の恐怖体験を主軸に置いており、25年の時間を経て再び”それ”の恐怖と対面します。
「子供の時に見た怖いもの」といえば、映画「it」のようなストーリーを思い浮かべるかもしれません。しかし、それは似て非なるもので「ドントイットTHE END」オリジナルのストーリーとなっています。
原題の「ACHOURA」というのは、もともとイスラム歴の第1月目に行われるお祭りのことだそうです。それがモロッコでは変化していき、現在では「こどもの祭」のような形でお祝いされているとのこと。
映画内でも子どもたちが互いに水を掛け合った後に、火の回りに集まってくる儀式のシーンがあります。
宗教的な儀式・子ども時代・”それ”のかけ合わせで展開されるストーリーがこの映画の見どころではないでしょうか。
また映画内で登場する怪物(クリーチャー)の顔はマスクを制作して、体はCGで動きを付けているようです。低予算で作成されたとのことですが、かなりクオリティは高いのではないでしょうか。
キャストも注目!
日本ではまだなじみのないキャストで構成されていますが、若手の俳優ではなく、
多くの作品に出演されている実力のある俳優さんたちのようです!
感想・レビュー・口コミ
映画評価のレートは☆3.1ですが、まだまだ鑑賞している人が少なく、参考にするには少し心もとないかなと思います。
海外のレビューサイトなどを見ていると「おもしろい」との意見が多く見受けられましたよ!
El hombre del saco con unas pequeñas dosis de "It" y pasado por el filtro del exotismo marroquí. Oye, pues bastante interesante #Achoura. Un pelín irregular, demasiados flashbacks para mi gusto, pero más que digna. #Sitges2019 pic.twitter.com/F5tq9GR19P
— Álex Oliveres (@AlexOliveres) October 8, 2019
↑宗教的な描写を用いることで、異国に踏み入れる怖さ、を表現しているように思います。
Siempre es interesante ver cómo se manejan en esto del terror desde diferentes partes del planeta y desde Marruecos nos llega Achoura. Producción que bebe sobre todo del, por evidente, It de Stephen King. Tal vez alejarse de sus referentes USA le hubiese sentado mejor #Sitges2019 pic.twitter.com/zdEUB8kpNC
— Alejandro Fernández (@trickytraun) October 8, 2019
https://twitter.com/tatsuya_hou/status/1230795203486699520
↑やはり皆さん、「it」を連想するみたいですね。
しかし、ピエロではなく見たこともない気持ちの悪いモンスターに「IT」越えの恐怖を感じるかもしれませんね!
#Achoura El hombre del saco de la cultura árabe. Normal que tenga parecido a otras películas, su finalidad es llevarse a los niños, es obvio. Argumento bien desarrollado con flashbacks que ayudan a entender la historia. Bien hecha y entretenida. #Sitges2019
— Pedro (@PedroFC80) October 12, 2019
↑最後まで恐怖が途切れることなく鑑賞出来て面白いですね!
まとめ
以上が映画「ドント・イットTHE END」のあらすじや見どころ、感想になります。
モロッコ映画未体験の方、ホラー、スリラー映画好きの方に必見のこの映画!
寒い冬に追い打ちをかけるような、恐怖を味わってみてください(笑)
ではまた次回!