出典:https://ameblo.jp/bobbin-odamaki/entry-12067139640.html

1997年に公開されたスタジオジブリの超大作「もののけ姫」。

2020年6月26日からは劇場で再公開されるほど、時を経てもなお人気を誇っています。

そんな「もののけ姫」の物語ですが、アシタカが腕にもらった呪いを消すために旅立つところからスタートします。

この呪いとは一体何だったのか

そして、腕の呪いは消えたのか?

ここではアシタカが受けた呪いやアザの意味について詳しくご紹介します!

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腕に呪いを受けたアシタカ。本名は「アシタカヒコ」だった

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「もののけ姫」の主人公アシタカ。

一族の長として育った彼は村の中でも信頼され、馬術も弓矢の技術もピカイチでした。

そんなある日、森の中から現れたのはタタリ神

村人たちを守るため、意を決してタタリ神に矢を放ったアシタカ。

しかし、タタリ神の体にまとわりついていた「グネグネ」と動くものがアシタカの腕に巻きついたのです。

その腕のままもう1本矢を放ち、かろうじてタタリ神を打ち倒すことに成功。

彼が倒れると同時に蛇のようなものは溶けてなくなったものの、腕に不吉なアザが残りました

その夜、一族の巫女ヒィ様から「腕のアザはいつか命を奪うもの」だと告げられたのです。

アシタカが倒したのはタタリ神とはいえ、立派な神様。

「もののけ姫」の世界では「神様を殺した人間を置いておくと村に災いが起こる

こんな言い伝えが残されているほど。

…よく考えた末、アシタカは掟に従って村を出ることに。

ところで、アシタカの本名は「アシタカヒコ」と言います。

ヒコ(日子)には神様の子という意味があるそう。

神を殺めてしまった彼は、村を出た直後から「アシタカ」と名乗るようになっていました。

腕の呪いを解くため、アシタカはタタリ神が来た西へと歩を進めます。

その道中でシシ神の森の噂を聞きつけて「もののけ姫」との出会いも果たすのです。

「もののけ姫」で描かれる、怒りや憎しみから生まれた呪い

出典:https://prcm.jp/pic/original-image/id/7cxlGX9

「もののけ姫」に欠かせないタタリ神。これは怒りや憎しみによって生まれた神様のことを差します。

アシタカの村を襲ったのもクモのように多くの脚を持つタタリ神でしたが、その正体は「ナゴの守」という巨大な猪だったのです。

ちなみに、ナゴの守の体に撃ち込まれている鉄の玉は人間によるもの。

その結果、彼らに対する憎しみによって呪いを持つタタリ神へと変貌を遂げたのです。

「もののけ姫」の作中で呪いを受けたアシタカの腕ですが、タタリ神が怒りや憎しみの感情を持った時に凶暴化します。

あるシーンでは弓矢で人間の首を吹き飛ばしていたほど…腕の呪いの恐ろしさを物語っていますね。

さらに、怒りや憎しみの感情を持つたびに呪いのアザは濃く広範囲になっていきます。

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このことに気づいたアシタカはそれ以降、感情をコントロールしているように見受けられました。

しかし、そんな彼も「もののけ姫」のサンが登場した時には怒りが爆発!

人間を憎むサンはタタラ場を襲いますが、そこにはエボシをはじめ大勢の敵が立ちはだかります。

アシタカもそんな人々の怒りや憎しみを一気に背負うかのように立ち上がったものの…

その腕にはなんとタタリ神の「蛇のような印」が。

「もののけ姫」として生きてきたサンもタタリ神を見るのは初めてだったみたいで気味悪がってる様子でしたね。

「もののけ姫」では再びタタリ神が生まれてしまいます。

それは巨大な猪の乙事主(おっことぬし)。

森を守るために人間たちとの戦いに臨む猪たちですが、やはり人間が使う爆弾や鉄砲には歯が立ちませんでした。

乙事主がタタリ神になった理由。

それは己の無力さに対する怒りや悲しみ、森を破壊する人間への憎しみ

これら負の感情が積もり積もったことがきっかけでした。

正確にはタタリ神になりかけたところで命を落としてしまうのですが。

その命を奪ったのはシシ神でした。

アシタカの腕に残ったアザ。シシ神が伝えたかったこととは?

出典:https://masamunenet.com/archives/6385

「もののけ姫」のシシ神とは単に命を与えるだけでなく、奪いもする神様。

戦いの最中、腹部に石火矢の弾を受けて重傷を負ったアシタカに対してサンは人間である彼を「生かすか殺すか」をシシ神に託します。

結果的にシシ神はアシタカのお腹の傷は治してくれました。

しかし、腕にある呪いのアザはそのままだったのです。

これはおそらくタタリ神になった猪からの「人間への憎しみを背負って生きろ」というメッセージでしょう。

ある意味、死よりも苦しいのではと思ってしまいます。

とはいえ「もののけ姫」のラストシーンでは、エボシによって飛ばされたシシ神の首を返したアシタカ。

その後、気絶して目を覚ました彼が腕を見ると…呪いのアザは薄くなっていたのです。

ですが呪いのアザは完全に消えることなく、うっすらと残っている状態

タタリ神の憎しみによる呪いが強すぎたのか、

はたまた呪いのアザがあったことを忘れずに生きろと言う思し召しなのか…

どちらにせよ、アシタカの腕にはアザの跡が永久に残るとみて間違いなさそうです。

彼は今後も森と人を繋ぐ役目として奮闘していくことでしょう。

まとめ

出典:https://ghibli-animetoshidensetu.net/トトロの正体も!もののけ姫の都市伝説・裏設.html

以上、「もののけ姫」の主人公・アシタカの腕に残る呪いのアザについて解説してきました。

アシタカが受けた呪いはとてつもなく重く、悲しい呪いだったことがうかがえますね。

そういえば、宮崎監督の作品として初めてCGが使用されたのが「もののけ姫」だったという逸話をご存知ですか?

アシタカが腕に呪いを受けながら矢を引くシーン…ここにCGが取り入れられられたのです。

当時としてはかなり画期的な手法だったとは言え、タタリ神の全体像のシーンが手書きだったなんて驚愕です…

「もののけ姫」の中で怒りや憎しみがどのように表現されているのか。

是非ここに注目しながらご覧ください!

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