©︎1984 Studio Ghibli・H

スタジオジブリの長編アニメーション第1作「風の谷のナウシカ」。

公開されたのは1984年、長きに渡って愛されている作品です。

そんな「風の谷のナウシカ」ですが、実は映画版のその後は原作で続いていきます。

原作は宮崎駿監督が書いた漫画版「風の谷のナウシカ」で、アニメージュという雑誌で連載されていました。

ナウシカやアスベル、はたまたユパ様やクシャナはどうなってしまうのか?

ここでは気になるキャラクターたちのその後をご紹介します!

Sponsored Link



「風の谷のナウシカ」ユパとアスベルのその後!一緒に旅立った?

出典:https://ciatr.jp/topics/115324

映画版「風の谷のナウシカ」のエンディング。

ここでユパアスベルがナウシカに別れを告げるようなシーンがありました。

作中、ペジテの飛行機がトルメキア軍に襲われた時に助けに入ったのがユパでした。

ナウシカはその混乱に乗じてメーヴェで脱出したので、その後の詳細はわかりません。

「風の谷のナウシカ」では2回だけ、ナウシカがユパを「先生」と呼びます。

ユパは腐海一の剣士と呼ばれる程の腕前の持ち主ですし、様々な場所を旅していて博識。

ナウシカはそんなユパを師として慕っていたのです。

アスベルもペジテ市の王子として国を守っていかなければならず、もしかするとその後ユパに弟子入りしたとも推測できます。

そう考えると、2人が一緒に旅に出るシーンも納得いきますね。

原作版「風の谷のナウシカ」では状況や設定が異なるものの、その後のシーンでもアスベルとユパが一緒に行動するシーンが多く見受けられました。

ちなみに、スタジオジブリ作品でよく描かれるのがヒロインの恋愛

「風の谷のナウシカ」の場合、このポジションに当たるのはナウシカとアスベルでしょう。しかし恋愛する雰囲気は全くと言っていいほどないですよね(なんか寂しい…)。

原作では怪我をしたナウシカにアスベルが包帯で手当てするシーンがありました。

そしてその後、ナウシカはある少年を見てアスベルを思い出したり、アスベルのことは忘れないといった台詞もあります。

とは言え、はっきりと恋愛感情が描かれる機会は映画や原作を通してありませんでした。

ちなみに「風の谷のナウシカ」に関する某インタビューで…

宮崎監督から「2人がくっつきそうだったから離した」という旨の発言があったことが明らかに。

つまり、恋愛模様は意図的に描かれなかったのです。

「風の谷のナウシカ」のもう1人のヒロイン!トルメキア国のクシャナ

©︎1984 Studio Ghibli・H

原作版「風の谷のナウシカ」でその後を知ると、最も印象が変わる人物。それはクシャナ

映画版では巨神兵という超強力な戦力を手に入れるためにペジテ市を襲い、風の谷にも侵略してきました。

美人で若くして軍の指揮を取っているので知性もある反面、とても気が短い性格。

一方、原作のクシャナはとても人情深くカッコイイ女性として描かれているのです。

彼女はトルメキア国の王女ではありますが、その王位は第4位

父親であるヴ王と3人の兄が存在しています。

さらに兄たちとは母親が違うことから、他の家族から煙たがられる存在だったのです。

Sponsored Link



その後に発覚したことですが、クシャナの参謀であるクロトワもヴ王が仕向けたスパイでした。

王や兄たちからの様々な嫌がらせを受けるクシャナ。

しかし彼女は決して屈しません。

普段はクールなクシャナですが、その後に描かれている姿はとても部下思い。

情熱溢れる性格からか部下を守ろうと大奮闘します。

残念ながら死んでしまった兵隊たちには、自らの髪の毛を切り落として捧げる程

「風の谷のナウシカ」のその後を知ってわかったクシャナの真の姿。

それは「もう1人のヒロインという呼び声にふさわしい、とても魅力的な女性だったのです。

その後も真実を探し続けたナウシカ

©︎1984 二馬力・GH

「風の谷のナウシカ」に登場するほとんどの人物から愛されるナウシカ。

そんな彼女にも秘密がありました。それは城の地下に隠した実験室

日常的に腐海探索をしていたナウシカはこっそりと腐海の植物の胞子を持ち帰り、研究していたのです。

その目的は「風の谷のナウシカ」で最も問題となっている腐海がなぜ生まれたのかを解き明かすこと。

そして、人間と腐海は共存する道がないかを探ろうとしていました。

その部屋でわかったこと。

それは綺麗な水と空気の中では、腐海の植物たちは有害なガスを放出しないこと。

実際、その空間ではマスクをせずに腐海の植物と過ごすことができたのです。

そしてある時。

ナウシカは腐海の蟲の攻撃を受けて気絶したまま流砂に呑まれ、腐海の底に辿りつきました。

地上では有毒ガスが溢れる腐海の森も、地下はとても綺麗な空気と水が存在していたのです。

そのことから、ナウシカは腐海こそが汚れた空気を浄化してくれる存在だと悟ります。

人間は腐海と共に生きていくべきだと確信したのです。

腐海について映画版「風の谷のナウシカ」で明らかになったのはここまででした。

しかしその後、ナウシカは更に真実を探し求めることに。

どうやって腐海は生まれたのか?巨神兵とはなんだったのか、自分たちは何故存在しているのか?

壮大かつ敵が多い謎ばかりですが、ナウシカは決して諦めることなく真実に立ち向かっていきます。

風の谷を救ったその後もナウシカの戦いは続くのです。

まとめ

出典:https://ciatr.jp/topics/115324

今回は名作「風の谷のナウシカ」のその後について紹介しました。

ちなみに原作は全7巻ありますが、映画版は第2巻の前半までを描いたもの。

その後の物語も大変考えさせられる内容で、あっという間に引き込まれていきます。

ただし表現が残酷だったり、難しい内容も含まれていて大人にはオススメの作品と言えます。

Sponsored Link