2018年に公開された細田守監督の長編アニメーション。

父、母、祖母、そして曾祖父…人と人との縦のつながりが描かれた家族の物語です。

主人公の4歳の男の子の言動に共感の声が集まり、話題になっています。

この記事では映画「未来のミライ」のネタバレあらすじ、結末や感想についてご紹介します。

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映画【未来のミライ】の作品情報

©東宝
制作年(国名) 2018年(日本)
公開日 2018年7月20日
上映時間 98分
ジャンル アニメーション
監督 細田守
主要キャスト 上白石萌歌
黒木華
星野源
麻生久美子
吉原光夫
宮崎美子
役所広司
福山雅治
神田松之丞
配給会社 東宝

映画【未来のミライ】のロケ地


富山地方鉄道「越中中村駅」
どこか寂しい雰囲気の駅。
妹に両親をとられてしまったと感じている主人公の気持と重なります。


横浜「根岸競馬場跡」
懐かしい気持ちになりますね。建物が印象的です。


東京駅
その広さに圧倒されますね。本作で、とてもリアルに描かれた東京駅に注目!

映画【未来のミライ】の主題歌

山下達郎「うたのきしゃ」

映画【未来のミライ】の過去視聴率は?

2019年7月12日 9.9%
あと一歩で10%!
この先視聴率が上がって、
本作品の家族のつながりに感動する人が増えるといいですね。

映画【未来のミライ】の評価

2.8/5

予告編・予告動画

予告

作品概要

カンヌ映画祭の監督週間にえらばれた本作品。
人物の描写の繊細さ、建物の緻密な表現が海外からも絶賛されています。
ストーリー展開も、ひとつ一つの画面の美しさも、どちらも楽しめる作品です。

登場人物(キャスト)

くんちゃん/上白石萌歌

主人公の男の子。4歳。電車がすき。

ミライちゃん/黒木華

くんちゃんの妹。学生姿の未来のミライちゃんが登場する。

おとうさん/星野源

くんちゃんの父親。フリーの建築家。(画像:右)

おかあさん/麻生久美子

くんちゃんの母親。ミライちゃんを出産後、早々に職場復帰する。(画像:右)

映画【未来のミライ】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

ネタバレ注意

ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。

映画【未来のミライ】のあらすじ【1/4】

主人公のくんちゃんは、4歳の男の子。
妹のミライちゃんが産まれ、お兄ちゃんになったばかりです。

お父さんとお母さんは、ミライちゃんに手がかかりっきり。
くんちゃんは、かまってもらえる時間が少なくなってしまいました。

そして、くんちゃんは叫びます。
「ミライちゃんなんて、すきくない!」

ある日、くんちゃんの目の前に謎の男性が姿を現します。
「お前は嫉妬している」と言うのです。

男は、自分もくんちゃんが生まれたとたん愛を失って、
どれだけ悲しい思いをしたか話し始めます。

くんちゃんは、その男のおしりにしっぽがあることに気づきます。
そして、そのしっぽを引っこ抜いて、自分のおしりにつけたのです。

犬に変身したくんちゃんは、男を追いかけまわします。
見知らぬ男は、飼い犬のゆっこだったのです。

映画【未来のミライ】のあらすじ【2/4】

それは、ミライちゃんの顔にクッキーをならべた日のことです。
くんちゃんが庭に出ると、未来からきた学生姿のミライちゃんに出会います。

未来のミライちゃんは、お雛様をちゃんと片付けないと結婚が遅くなって困るから来たというのです。
お父さんは慣れない育児に大忙しで、お雛様のことはすっかり忘れています。

仕方なく未来のミライちゃんは、くんちゃんと、男の姿のゆっこと共に、お雛様を片付けるのでした。

それからも、くんちゃんは不思議な体験を重ねていきます。

幼いころのお母さんと会い、大騒ぎをしたり、
若いころのひいおじいいちゃんに、馬に乗せてもらったりしたのです。

映画【未来のミライ】のあらすじ【3/4】

くんちゃんの家族は、キャンプに行くことになりました。
しかし、お気に入りのズボンを履けないと知ったくんちゃんは大暴れ。

気がつくと、くんちゃんの周りには誰もいません。
不安になったくんちゃんは、外に飛び出します。

すると、そこには見知らぬ光景がひろがっていました。
田舎の駅のような場所で、一人の学生の男の子がいます。

その学生は、くんちゃんに言いました。
「キャンプに行って、家族にいい思い出つくってやれよ」

その言葉に反抗したくんちゃんは、駅に来た電車に乗り込んでしまいます。
電車はくんちゃんを東京駅に運びました。

大勢の人が行き交う巨大な東京駅。
ひとり迷い込んだくんちゃんは不安になります。

係員に助けてもらおうとしますが、係員の質問になにも答えられません。
お父さん、お母さんの名前も口から出てこなかったのです。

係員は、くんちゃんに言います。
「自分を証明できない人は、ひとりぼっちの国に行く」

映画【未来のミライ】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】

すると、くんちゃんの目の前に黒い新幹線がやってきます。
ひとりぼっちの国に向かうのです。
くんちゃんは、いやだと泣き叫びます。

そこに、あかちゃんのミライちゃんが現れたのです。
ハイハイをして黒い新幹線に近づこうとしています。
その様子を見たくんちゃんは、声を大にして言います。

くんちゃんは、ミライちゃんのおにいちゃん!

自分を証明できたくんちゃんのもとに、未来のミライちゃんがやってきます。
そして、くんちゃんと手をつなぎ、空高く舞い上がるのです。

くんちゃんの目には、小さい頃のお父さん、お母さん、飼い犬のゆっこ、
そして若き日のひいおじいちゃんの様子が次々と飛び込んできます。

そして、未来のミライちゃんが学生と話している様子も見えます。
学生はくんちゃんが田舎の駅で出会い、声をかけた人でした。
その学生は、未来のくんちゃんだったのです。

くんちゃんは、いつの間にか自分の家にいました。
家の外では、お父さんとお母さんがキャンプの用意をしています。
そして、くんちゃんは、笑顔でキャンプに向かうのでした。

映画【未来のミライ】のココが見どころ↓

坂のある家

©スタジオ地図

主人公が住む家の設定は、なんと本作のためだけにプロの建築家が1年以上かけて考えたものです。

家の中に階段を多くつくることで、をかけ上がったり、かけ降りたり…
上り降りで勢いがつく登場人物の動きに注目です。

子どもの心をつかむ仕掛け

©スタジオ地図

東京駅に登場する係員をデザインしたのは、
絵本やイラストレーションを手掛けているtupera tupera(ツペラ ツペラ)。

そして、主人公が怖がった黒い新幹線をデザインしたのは、
本物の新幹線を設計する川崎重工の担当者です。

子供が大好きな絵本と新幹線。
子供達の心をつかむため、本物にこだわった細田監督に脱帽です。

臨場感あふれる熱帯魚

©スタジオ地図

熱帯魚のカージナルテトラの大群が泳ぐ様子は迫力満点!

すみだ水族館とコラボしたほど、臨場感があるシーンは見どころです。

感想・レビュー・口コミ

https://twitter.com/0848rhantolk/status/1020954592090062849


https://twitter.com/GAGA_nikoniko/status/1149950265237233664

まとめ

いかがでしたか?今回は映画「未来のミライ」のネタバレあらすじ、感想などについて見てきました。

細田監督のお子さんが見た夢に「大きくなった下の子(妹または弟)が出てきた」ことが、
本作誕生のきっかけになっています。

いろいろな切り口で家族を描く細田監督。次の作品も楽しみですね。

ではまた次回!

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