こんにちは。「ROMA/ローマ」はある家政婦とその雇い主である家族を描いた映画です。
白黒で表現されており「昔のメキシコの世界」を感じることが出来ます。
アルフォンソ監督は静かな雰囲気の中でも、強いメッセージを観客に伝えようとしています。
では、いつも通り「 ROMA/ローマ」のキャスト紹介(登場人物)やネタバレに参りましょう!
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映画【ROMA/ローマ】の作品情報
制作年(国名) | 2018年(メキシコ、アメリカ) |
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公開日 | 2018年8月30日 |
上映時間 | 135分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | アルフォンソ・キュアロン |
主要キャスト | ヤリッツァ・アパリシオ マリーナ・デ・タビラ フェルナンド・グレディアガ ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ マルコ・グラフ ダニエラ・デメサ |
配給会社 | Netflix |
映画【ROMA/ローマ】のロケ地
主要な撮影は、メキシコシティーのローマ・スールで行われました。
Netflixが『ROMA/ローマ』のPR用に作ったメキシコシティの地図。今はもう無い地図会社「GUIA ROJI」が1970年に出したものを復刻。映画の撮影場所を記したブックレットとセットでロケ地巡りが出来るようになっている。実に素晴らしい。 pic.twitter.com/Mhj8DdWGvt
— POSTER-MAN (@postermantoru) March 6, 2019
↑「ROMA/ローマ」の世界に浸ってみたいですね。
映画【ROMA/ローマ】の主題歌
レオ・ダンの「約束」や、ロシオ・ドゥルカルの「誰よりも可愛い君」など、全18曲が映画中に使用されています。
映画【ROMA/ローマ】の評価
3.9/5 |
予告編・予告動画
作品概要
1970年のメキシコがこの映画の舞台となっています。
監督のアルフォンソ・キュアロンは自分の体験をこの映画に含ませており、リアルな作品となっています。
ソフィア家で家政婦として働くクレオの生き方やソフィア家の様子をありありと描いています。また、雇われる側と雇う側の関係性や、男と女のパワーバランスなどの社会問題にも触れています。
登場人物(キャスト)
クレオ/ヤリッツァ・アパリシオ
ソフィア一家に雇われて家政婦として働く。
ソフィア一家からとても慕われている。
ソフィア/マリーナ・デ・タビラ
4人の子供を持つ母親。
父親が滞在することが少ないソフィア一家を支えている。
アントニオ/フェルナンド・グレディアガ
ソフィアの夫。
医者として働いていて家族と過ごす時間は少ないが、家族に慕われている。
フェルミン/ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ
武道に魅せられ、兵士として働く。
クレアとの間に子供が出来る。
ぺぺ/マルコ・グラフ
ソフィ一家の末っ子。
クレオのことをとても気に入っている。
ソフィ/ダニエラ・デメサ
ソフィ一家の長女。
海で溺れそうになった時クレオに助けられる。
映画【ROMA/ローマ】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。
映画【ROMA/ローマ】のあらすじ【1/4】
1970年のメキシコのあるところに、ソフィアとアントニオの夫婦、トーニョ、パコ、ソフィ、ぺぺという4人の子供、ソフィアの母親であるテレサ、犬のボラス、家政婦のクレオとアデラが暮らしていました。
クレオとアデラは、4人の子供の世話や犬の世話など、毎日忙しく働いていました。クレオとアデラは、ソフィア一家と良好な関係を築き、子供達からもとても好かれています。
クレオとアデラは仲が良く、協力して仕事し暮らしていました。
映画【ROMA/ローマ】のあらすじ【2/4】
ある日、クレオとアデラが外食をしていると、クレオの恋人のフェルミンと、アデラの恋人のラモンがやってきて、それぞれクレオとフェルミン、アデラとラモンのペアで別行動をすることになりました。フェルミンは武術に魅せられ練習していたので、武術の腕前をクレオに披露しました。
翌日もクレオの1日は、ソフィア一家の子供を起こすことから始まります。そのあと、出張でケベックへ行くことになっていたアントニオを送り出します。
映画【ROMA/ローマ】のあらすじ【3/4】
また別の日、クレオはフェルミンと一緒に映画に行きます。その時に、クレオはフェルミンとの子供を妊娠しているかもしれないことを伝えました。それを聞いた彼は喜んだように見えたものの、トイレに行くと言って去ったきりクレオの前に現れませでした。
クレオは子供を妊娠しているかもしれないことをソフィアに相談しました。彼女がクレオを病院に連れて行くと、やはりクレオは妊娠していることがわかりました。
不安な気持ちでいっぱいのクレオでしたが、お正月にはソフィア一家の親戚を訪れ祝い事をしたり、子供達とテレサと一緒に映画に行ったりして生活していました。クレオは映画館に向かっている途中に、ケベックに行くと言って家を出たアントニオが他の女性と一緒に遊んでいるところを目撃します。
後日、ソフィアもアントニオが浮気していることを知り苦しみます。
映画【ROMA/ローマ】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】
クレオはフェルミンのところへ行きもう一度、自分が妊娠していることを伝えますが、冷たく突き放されてしまいます。
別の日、クレオが生まれる子供のためのベッドを探していると、学生によるデモが発生し、そこで兵士として働いていたフェルミンに銃を向けられます。そして、彼女はその場で破水してしまいます。急いで病院に向かい手術を受けますが、生まれてきた子供は死んでしまっていました。
その日から元気を失ったクレオを元気付けようと、ソフィアは家族で海に出かける際にクレオも来るように促します。海では、パコとソフィが深いところまで入っていき溺れかけてしまいます。クレオは即座に海の中に入っていき、2人を救出しました。海から上がってきたところにソフィアとトーニョとぺぺが駆けつけます。5人で抱き合うと、クレオは泣き出し、死んで生まれてきた子供が可哀想だと話しました。
その夜、ソフィアは、アントニオがもう家には帰ってこないことを子供達に告げます。子供たちもとても悲しみますが、家族全員で新しい生活を始めることを決心します。
感想・レビュー・口コミ
https://twitter.com/d9af12na3wvRNlM/status/1236299538236764161
↑どんなに忙しくても辛いことがあっても、愛想良く丁寧に仕事をこなし、ソフィア家に慕われるクレオが素敵です。
『ROMA/ローマ』
人生は、望んだものが手に入らず、望んでいないものが手に入ってしまう。
けれど、そんな中でも変わらない日々を過ごせるのなら、それを幸せと呼ぶのだろう。
ようやく見ることができてよかった。
アルフォンソ・キュアロン監督はこういうのも撮れるんだな。— しみず (@4mi2hiroya) March 8, 2020
↑幸せとは何なのかということについて考えさせられる映画です。素敵なテーマを扱った映画ですね。
映画「ROMA/ローマ」
映画館で観れた幸せ!
色々と語りたくなる至高の作品でした。1970年代のメキシコ。家政婦のクレオが、誰にも愛されてないという背景を抱えながら、最後は愛される存在となる、愛をテーマにした映画でした。
ROMAの反対はAMOR。つまりスペイン語で愛すること。素敵!#ROMA/ローマ pic.twitter.com/s9ZmLlnhwq— 映画のある人生が必要なんです (@sutatyan) May 19, 2019
↑タイトルに「愛」が隠れているなんて、隠れたメッセージですね。
『ROMA/ローマ』という映画。
主人公の女性がクソ男の子供を妊娠して死産になるのだけど「産まれてきてほしくなかった。子供なんて欲しくなかった」と泣きながら心情を吐露するシーンがもう拍手喝采だった。その台詞のあとに「小さかったのに可哀想に」って言うんだよ。
なんか胸が痛かったよ。 pic.twitter.com/agp3f4w7U0— もぃもぃ (@moimoi25391) April 25, 2019
↑クレオの人間味がひしひしと伝わってきて、とても悲しく切ない気持ちにさせられました。
『ROMA ローマ』散々既出と思いますがコレ成瀬じゃないですか!成瀬巳喜男監督の「流れる」「稲妻」「女が階段を上る時」等の影響全部入りで何ならモノクロからしてそうで共通して女の強さ弱さが素晴らしくキュアロン監督はアートとエンタメを繋ぐ結び目だと感激でスクリーン鑑賞できた喜びを実感。 pic.twitter.com/MtZoRwCnoc
— キタコ (@kitaco127) April 13, 2019
↑モノクロのみで描かれているにも関わらず、カラーに負けない迫力やメッセージ性があります。シンプルな中に神聖さが感じられます。
まとめ
映画「 ROMA/ローマ」のキャスト紹介、ネタバレは以上になります。
映画を見ているうちにだんだんとクレオのいる世界に引き込まれ、嬉しい、悲しいなどのクレオの繊細な気持ちを感じることが出来ます。
自分の欲しいものが手に入らず悩んでいる人にとっても、この映画は人生のヒントになるのではないでしょうか。
ではまた次回!