大ヒット作品「千と千尋の神隠し」の中でも人気のキャラクターといえばハク。
「千と千尋の神隠し」の物語最後に描かれていなかったのですが、ハクはその後一体どうなるのか?
この記事では「千と千尋の神隠し」のハクの正体や本名、その後についてみていきます!
「千と千尋の神隠し」で気になるハクの正体は?
「千と千尋の神隠し」は千尋という少女が不思議な世界に迷い込み、ハクに出会ったところから物語が動き出します。
急いで元の世界に帰ろうとしましたが既に手遅れ。
「千と千尋の神隠し」の中で最も強烈なキャラクター、湯婆婆のところへ行き、この世界で働かせて欲しいと交渉しに行きました。
湯婆婆は人の本名を取ることで相手を支配する魔女。千尋も本名を奪われて「千」という名になってしまいました。
千を助けてくれたハクも、その正体は湯婆婆の弟子。その後、千は何を信じたら良いのか分からなくなってしまいました。
お湯屋のボイラー室で働いている釜爺によると、ハクもある日突然、この世界に迷い込んできたといいます。
「千と千尋の神隠し」のキャラクターの中でも古株のように思われる釜爺でさえも、彼の正体を知らない様子でした。
彼の本当の正体とは何なのか?
ハクの正体は「川の神様」だった
ハクは人間の姿だけでなく、龍の姿を持っています。
「千と千尋の神隠し」の中でもう1人、龍のキャラクターが居たのはお気づきでしょうか?
それは、ある雨の夜、強烈な臭いと物凄い量のヘドロを身につけてお湯屋にやってきたオクサレ様という神様。
千の初めてのお客様となり、千は苦戦しながらもオクサレ様を美しくすることができました。
その後オクサレ様は喜んだ様子で龍の姿となって帰っていき、その正体は名のある川の主であることがわかりました。
オクサレ様の正体が川の神様で、しかも龍の姿をしていたことから、ハクの正体もオクサレ様の正体と同様に川の神様であることが推測できます。
湯婆婆に本名を奪われてしまったその後は、時間が経つと本名を忘れてしまいます。
そして本名を忘れてしまったら最後、この先ずっと湯婆婆の支配から逃げられなくなります。
千尋も時間が経つにつれて自分の本名を忘れかけていましたが、ハクによって本名の記憶を戻すことができていました。
一方のハクは自分の本名を忘れ、自らの正体もわからなくなったと言いました。
しかし、千尋が龍の姿のハクの背中に乗った瞬間、ある記憶を思い出しました。
小さい頃、自分が落ちてしまった川の名前が小白川(コハクガワ)だと気づいた千尋は、ハクの本名が小白川だと告げました。
するとハクは自分の本名が饒速水小白主(ニギハヤミコハクヌシ)であり、自分の正体は川の神様だったとはっきり思い出したのです。
本名を取り戻したハク。「千と千尋の神隠し」で描かれなかった「その後」とは
湯婆婆との契約は本名と引き換えにこの世界で働けるようになっています。
本名を取り戻した千尋は元の世界に帰れますが、「千と千尋の神隠し」の序盤で豚の姿に成り果てた両親は話が別。
湯婆婆は10頭の豚を揃え、この中から両親を言い当てたら両親も解放するという最後の試練を用意していました。
千尋は全ての豚の正体が湯屋の従業員たちだと見抜き、その後、湯婆婆たちに別れを告げてハクと一緒に走って出口へ向かいました。
その後、千尋はそのまま両親にも再会し元の世界へ戻ることができましたが、正体が明らかになったハクの「その後」が気にかかりますね。
ちなみに「千と千尋の神隠し」の中ではその後は描かれておらず、様々な憶測があります。
実は、千尋の両親を解放するように掛け合ったのはハクでした。湯婆婆からは「八つ裂きにされてもいいのか?」と脅されますが、千尋たちを助けるという強い意志を持ったハクはその後も動じませんでした。
このセリフもあったことから、その後八つ裂きにされてしまったのでは…という推測もありますが、
有力なのはハクもその後は「元の世界に戻れた」という説です。
2人が別れる際、「自分も本名を取り戻し正体を思い出したから大丈夫、元の世界で千尋に会いに行く」と約束をしました。
このことから、ハクはその後湯婆婆の弟子をやめ、本名である川の神様として元の世界に戻ったのではとされています。
⇒ハクは八つ裂き…千と千尋の神隠し、最後にまつわる悲しい都市伝説 はこちら
まとめ
以上、「千と千尋の神隠し」のハクについて、本名から正体、その後までを紹介しました!
一番最初に「千と千尋の神隠し」を観た時にはオクサレ様とハクの正体が川の神様だと気づくことができませんでした。
ですがその後、何回か観ているうちにオクサレ様がハクの正体を表す伏線だったのかもと気づくことができました。
湯婆婆によると、「千と千尋の神隠し」に出てくる神様たちは疲れを癒しにお湯屋に来るということでした。
オクサレ様も川のゴミで汚れてしまい、ハクも都市開発によって川が埋められてしまったという説もあります。
キャラクターそれぞれの背景を探っていくと更に楽しめるかもしれませんね!