スタジオジブリ作品の中でも特に壮大なテーマで描かれた「もののけ姫」。
「もののけ姫」と呼ばれる主人公の少女、サンは人間を嫌って生きてきました。
しかし、その後時間が経つにつれ、徐々にアシタカに心を開いていくことがわかります。
サンとアシタカはその後、一体どうなってしまうのか?
今回も裏話が盛りだくさんなのでお楽しみに。
サンはアシタカからプロポーズされていた!?「もののけ姫」の絵コンテに注目
「もののけ姫」のその後として気になるのは、やはりサンとアシタカの関係ですね!
2人の出会いはアシタカがシシ神の森を目指した旅の途中の川。
もののけ姫を初めて見たアシタカは、出会った瞬間から何かを感じているようでした。
その後、タタラ場を襲ってきたサンを止めたアシタカ。
サンをタタラ場から連れ去った後には「そなたは美しい」と甘いセリフをサンに伝えます。
これにはサンもびっくりした様子で、初めて人間らしさが出たシーンでしたね。
その後アシタカは、サンと協力してシシ神の首を返すことに成功。
デイダラボッチが巻き起こした強風によって汚れが吹き飛ばされ、森にもタタラ場にも新たな緑が芽生えました。
気を失っていたサンとアシタカでしたが、2人はしっかりと抱き合いお互いを守っている様子でした。
目を覚ましたその後。
2人が何やら話しをするシーンがあった後で、
「アシタカは好きだけど、ヒトのことは許せない」
サンはそう告げました。
実は、この言葉の前にアシタカがサンにプロポーズしていたのです!
つまりサンのセリフは、プロポーズへの返事だったわけですね。
ちなみに、サンへのプロポーズの流れは「もののけ姫」の絵コンテにもはっきりと書かれています。
しかし本編ではセリフはありませんでした。
「もののけ姫」は「生」をテーマにした壮大な物語。
よって恋愛を感じさせるシーンは極力省かれているものの、2人が信頼して愛し合っている点がよく伝わりますね。
「いちいちセリフにしなくてもわかるでしょ…」
そんな宮崎監督ならではのニュアンスでしょうか。
それでも「もののけ姫」本編でアシタカのカッコ良い声のプロポーズが聴きたい!
…といった女性ファンも多くいそうですよね。
アシタカはその後、どうやって生きていくのか?
アシタカはタタラ場で、サンは森で生きていくと言っていましたね。
その後、アシタカは元の村に戻るという選択肢はなかったのでしょうか?
そもそも、アシタカがシシ神の森に来たのは腕に受けた呪いを解くため。
シシ神によって呪いは解かれ、アザは薄くなっていました。
しかしその後も、アシタカは村には戻らなかったとされています。
村を出る時に髪の毛を切ったシーンを覚えているでしょうか?
あれは「村を出て戻らない」という意志を表しているそう。
ですので、たとえ呪いが解けてもその後村に戻ることはありませんでした。
元々、人と森の共存を望んでいたアシタカ。
彼はエボシの村で暮らしつつサンが住む森へ通っているのです。
とは言え、この生活リズムを保つのはかなり難しいと思います。
「アシタカはその後苦労するだろう」といった宮崎監督のオフレコもあるくらいですから…
サンはその後、出産していた!?「もののけ姫」の血は続く
さらに「サンはその後出産していた」という驚きの都市伝説も存在します。
しかもその子孫とは、なんと「千と千尋の神隠し」の千尋だと言うのです。
千尋とサンは性格も外見もまるで違うだけに、まさに二重でビックリでした!
根拠になるのは、とあるシーン。
「千と千尋の神隠し」で千尋が湯婆婆と契約を結ぶために名前を書く場面を覚えていますか?
そこで千尋は荻野千尋とするべきところ…違う文字を書いたのです。
実は「荻」の字に入っている火の部分を「犬」と書いています。
それによって湯婆婆に本当の名前を取られることなく、元の世界に戻れたという説があるのです。
千尋が書いた犬の字から連想できるもの。
そう、「もののけ姫」の山犬ですね。
火と同じ画数や似た形の漢字が沢山ある中で、あえて「犬」と書いた千尋。
頭のどこかに山犬の記憶を持っていた千尋が無意識に犬と書いてしまった…とのこと。
このことから「もののけ姫」のサンの子孫ではないかと噂になっているのです。
真偽は明らかにされていませんが、とてもワクワクする都市伝説ですね。
そうなるとやはり、父親はアシタカになるのでしょうか。
「もののけ姫」として壮絶な人生を送ったサンが幸せに生きることを願うばかりです。
まとめ
ここでは「もののけ姫」の気になるその後についてご紹介しました。
ファンの期待通り、どうやらアシタカとサンは結ばれるようでとても嬉しいです。
個人的にはその後タタラ場がどうなったのかも気になるところです。
エボシがイチからやり直して良い村になっているとは思いますが…問題はどうやって森と共存していくのか。
「もののけ姫」のその後は気になるポイントがたくさん!
もう一度見直して想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。