こんにちは。ダニー・ボイル監督の「トレインスポッティング」は、薬物やアルコールの中毒となった荒んだ少年たちが主人公の映画です。
彼らは果たして、禁断症状や仲間からの誘惑に打ち勝って中毒を抜け出すことが出来るのでしょうか?
この記事では「トレインスポッティング」のネタバレあらすじ、結末や感想についてご紹介します。
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映画【トレインスポッティング】の作品情報
制作年(国名) | 1996年(イギリス) |
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公開日 | 1996年2月23日 |
上映時間 | 94分 |
ジャンル | 本が原作の映画、イギリス映画 |
監督 | ダニー・ボイル |
主要キャスト | ユアン・マクレガー ロバート・カーライル ジョニー・リー・ミラー ユエン・ブレムナー ケヴィン・マクキッド ケリー・マクドナルド |
配給会社 | ポリグラム・フィルムド・エンターテイメント、ミラマックス、アスミック、パルコ |
映画【トレインスポッティング】のロケ地
主なロケ地はスコットランドのエディンバラです。プリンシズストリートやロイヤルスコティッシュアカデミーが登場します。
トレインスポッティングのロケ地巡り @エディンバラ、スコットランド pic.twitter.com/0PeL05ljgg
— 紗也香(sayaka) (@kppcandy) November 29, 2019
映画【トレインスポッティング】の主題歌
イギーポップの「Lust For Life」や、プライマルスクリームの「Trainspotting」や、ニューオーダーの「Temptation」などイギリスやアメリカのロックが使われています。
映画【トレインスポッティング】の評価
3.7/5 |
予告編・予告動画
作品概要
この作品は、アーヴィン・ウェルシュ著の小説「トレインスポッティング」を映画化したものです。アーヴィン・ウェルシュ自身もエディンバラの出身です。
公開後はヨーロッパ、アメリカ、日本の若者たちを中心に大ヒットしました。
主演のユアン・マクレガーもこの作品をきっかけに名を広めるようになりました。
登場人物(キャスト)
マーク・レントン/ユアン・マクレガー
ひどい薬物中毒に悩まされる青年。
薬を断とうと努力する。
ベグビー/ロバート・カーライル
アルコール中毒の青年。
お酒を飲むと気性が荒くなる。
シック・ボーイ/ジョニー・リー・ミラー
薬物を常習している青年。
マークと同時期に禁薬を始める。
スパッド/ユエン・ブレムナー
薬物を使用し、窃盗を繰り返す。
優しいが多少挙動不審なところがある。
トミー/ケヴィン・マクキッド
マークたちとつるむグループのメンバーの中で唯一薬や酒に浸っていない。
優しい青年。
ダイアン/ケリー・マクドナルド
マークが恋をした相手。
大人っぽい見た目をしているがまだ高校生。
映画【トレインスポッティング】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。
映画【トレインスポッティング】のあらすじ【1/4】
舞台はスコットランド。マークレントンという青年は、マイホームや友達、大型テレビなど皆が欲しがる物には興味がないと言います。彼は薬物中毒で、日々ヘロインを注射して最高の快楽を味わいながら生きていました。
彼は、ベクビー、スパッド、シック・ボーイ、トミーの友達4人といつもつるんでいます。ベグビーはアルコール中毒、スパッド、シック・ボーイ、はマークと同様に薬物中毒です。トミーだけは薬や酒に依存していませんでした。
しかし、マークが薬物を使用していることに反対する人々は周りにたくさんいます。彼はそれが嫌で薬を断とうと決心するのです。彼は必要なものだけを部屋に持ち込んで自分自身を薬物のない環境に監禁しましたが、やはりそう簡単には禁薬できず、友人のマイキーに薬を持ってくるように電話してしまうのでした。
マイキーは禁薬しているマークのもとにアヘンの座薬を届けます。彼は薬物のせいでひどい便秘だったので、その薬を服用しました。すぐに催した彼は仕方なくスコットランド一汚いトイレに駆け込むのでした。そこで誤って残りの座薬を落としてしまった彼はトイレの中に潜り込むまでして薬を取り戻します。
映画【トレインスポッティング】のあらすじ【2/4】
マークは薬を断つと、それまでは薬のせいで減退していた性欲を満たそうと、ディスコへ向かいます。ディスコではダイアンという強気な女性を見つけ恋に落ちました。彼はダイアンが乗ったタクシーに乗り込みそのまま彼女の家で一晩を共に過ごすのでした。しかし翌朝になって彼女が高校生だったことを知りショックを受けます。
一方、マークと同じタイミングで禁薬を始めていたシック・ボーイは彼女と撮ったビデオを無くしたことが原因で彼女に振られてしまいます。
スポットも就職の面接に見事に失敗したり、他人の家で漏らしたりと、悲惨な出来事が続いていました。
それぞれに精神的なダメージを食らったマーク、シック・ボーイ、スポットは薬物を再開します。彼らは処方箋の偽装やコピーをも行い薬物に浸る生活に逆戻りするのです。
そんなある日、いつも彼らのアジトにいた赤ん坊が亡くなって発見されます。赤ん坊の父親だったシック・マンは深い悲しみに暮れます。その事件以降、彼らは薬の量、盗みの頻度を増やし以前よりもさらに荒んでいくのでした。
しかし盗みを繰り返しているうちに、マークとスポットが警察に捕まり、スポットが禁固刑となります。マークは禁薬することを条件に執行猶予を与えられました。
マークは神に誓って薬物を断つ、と裁判所で話しますが、そのすぐ数日後には薬物を注射します。しかし彼の体はすでにボロボロになっており薬物を入れるとすぐに倒れてしまいます。
病院の救急に運ばれた後、両親はマークを家に連れて帰り彼を部屋に監禁します。両親は強制的にマークを禁薬させることにしたのでした。彼はしばらくの間部屋の中でひどい幻覚や幻聴に苦しみますが、なんとか薬物中毒を抜け出しました。
映画【トレインスポッティング】のあらすじ【3/4】
同じ頃トミーは、注射器からエイズに感染し倒れ込んでいました。マークはエイズの検査を受けるも結果は陰性で、それはとても運の良いことなのでした。
ある日、マークはダイアンに、何かしなきゃ、と助言されたことがきっかけで、イギリスでセールスマンとして働き始めます。しかし、順調に働いていた彼のもとにベグビーとシックボーイがやって来て、マークにお金をせがむようになります。さらに彼らはマークの仕事を邪魔し、彼は仕事をクビになってしまいました。
その頃、スコットランドではトミーが亡くなります。彼は恋人とよりを戻そうと猫をプレゼントしたものの返されてしまい、仕方なく猫と共に不潔な暮らしをしていたため、トキソプラズマ症に感染してしまったのでした。
映画【トレインスポッティング】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】
マーク、シック・ボーイ、スポット、ベグビーの4人はトミーを追悼する会を開きます。その最中にシック・マンが、友達が手に入れた2キロの薬物をロンドンの知り合いに売ろう、と取引の話を持ち出しました。
マークは禁薬に成功していたにも関わらず、4人を代表して取引の薬を試すことになり、再び薬物を体内に打ち込むのでした。後日彼らは4人で現金を求めてロンドンへと向かいます。ロンドンでの取引は成功し、彼らは大量の現金を手に入れるのです。
その後4人はパブに寄り、お酒を飲みながら手に入れた現金を何に使おうか話し合います。しかし、マークは仲間が席を離れるたびに、お金を持って逃げようかどうか迷っているのでした。
結局パブでお金を独り占めして逃げることはしなかったマークでしたが、その日の夜他の3人が寝ている間に現金を持って逃走します。マークは残された3人の中で唯一優しい心を持つスポットにだけお金を残し、シック・ボーイとベグビーの分のお金を独り占めしました。
ベグビーは彼の裏切りに気付くと怒り狂い、部屋の物を破壊するのでした。マークは仲間を裏切った理由を、俺がワルだからだ、と主張します。さらに、これを最後に足を洗ってカタギの暮らしをする、と語るのでした。
感想・レビュー・口コミ
トレインスポッティングを鑑賞
スコットランドの薬物中毒者の若者を描いた作品。
ユアンマクレガーが演じるレントンの語りが特徴的な映画。
一般的な人間の一生を嘲笑する冒頭の語りとそれを肯定するラストシーンは人間臭くとても好きなシーン。
そしてアンダーワールドのEDが印象的。#jazzの映画 pic.twitter.com/hM9MHlMPvx
— jazzの部屋 (@jazzroom66) March 19, 2020
↑荒んで周りとは違う世界を生きることがかっこいいと考えつつも、テレビや友達の価値も分かっているマークに人間味を感じます。
https://twitter.com/Chloe_miyu/status/1234674399288029184
↑全体的にヴィンテージな雰囲気を出しつつ格好良さも併せ持つ映像や、少し古いロックの耳当たりの良さなど、とても素敵です。
『トレインスポッティング(1996)』ここまでやるか!?突き抜けたグロ描写や退廃的なシーンによって、逆に浮かび上がる若者の疾走感がスタイリッシュそのもの!自分がUKファッションや文化に疎いことに気づかされ、作中であるような、つまらない大人になっているのではないかと自己反省した。 pic.twitter.com/95Qr4O4D1M
— コーヒー&ベルベット(映画に時間を使う人) (@movie_crisis) September 26, 2019
↑マークらの生き方が正しいとは言えない一方で、自分の人生を貫き一生懸命に生きようとする姿勢には格好良さを感じます。
トレインスポッティング
ラリって幻覚を見ているシーンがとにかく衝撃的。始まってすぐの便所にダイブするやつもそうだけど、中盤に出てくる天井を這う赤ちゃんが怖すぎる。『シャイニング』に出てきそう。
最後、部屋を出ていこうとするレントンに気付いて首を横に振るスパッドが泣ける。 pic.twitter.com/mO07HXbEuO— リトルアイランド (@1d4dhZqJK0NrMtS) September 8, 2019
↑荒んでいくマークたちは彼らなりの苦悩と戦いながら生きていることが視覚的な描写を通してリアルに伝わってきます。
【トレインスポッティング】
ドラック中毒にハマる若者のお話。見事に人生転落していくなかで、最後のセリフのシーンが印象的だった。
彼らの人生の価値は、テレビとか、洗濯機とか、そういう類いのものらしい。じゃあ、私の人生に重要なのは?
考えさせられる映画だった。#コロコロなおうち時間 pic.twitter.com/QPMmBHbQ4C— さいと〜〜凛! (@ii47ff) March 28, 2020
↑マークたちの薬物に溺れ荒廃した人生の描写を通して、人生の価値を疑問視しているところがこの映画の凄さでもありますね。
まとめ
いかがでしたか?今回は映画「トレインスポッティング」のネタバレあらすじ、感想などについて見てきました。
皆さんも、マークたちの人生に触れてみてはいかがでしょうか。これから自分がどのように生きるべきなのか、レールの上を進むような人生が正しいのか、考えさせられるはずです。
ではまた次回!