出典:https://renote.jp/articles/10499

可愛らしいタッチの絵と、子供たちの一生懸命な姿に心を奪われてしまう作品「崖の上のポニョ」。

そんな「崖の上のポニョ」は魔法と現実が入り混じった不思議な世界が舞台。

そのためか想像や考察が膨み、様々な都市伝説が生まれているのです。

今回はちょっと怖い都市伝説から不思議なものまで3つ紹介します!

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なんで皆元気なの?津波に襲われた街

出典:http://shinkaiyablog.com/post-1252/

「崖の上のポニョ」で印象に残るシーンといえば、なんといってもあの津波でしょう。

ただの津波ではなく、大きな目玉がついた巨大な魚の姿をしていました。

魚の躍動感がリアルに描かれ、すさまじい迫力でしたね。

実はあの津波、”子供ならではの視点で”というこだわりから生まれた描写だったのです。

なぜなら子供には巨大な魚に見えるけれど、大人にはただの津波にしか見えないから・・

これはポニョが宗介に会いたいがために引き起こした津波でした。

津波にとどまらず、彼女の魔法は暴走を続け、なんと月が地球に引き寄せられる異常事態にまで発展!

引力が狂ってしまったため、海面は上昇。

津波も合わさり、宗介が住んでいる街はすっぽりと海の中に沈んでしまったのです。

一方、宗介の母親リサが働いているデイサービスでも不思議なことが。

なんと車椅子で生活していたおばあちゃんたちが走り回ってるではないですか!

しかもその背後には巨大な・・・クジラ!?

なんと彼女たちは水没した海の中で走り回っていたのです!

このシーンから、津波で沈んだ街が「死後の世界=天国」を表現しているのではという都市伝説が生まれました。

確かに天国ってきっとこんな感じなんだろうなぁと思えるほど、本当に綺麗で穏やかな空間。

皆の楽しそうな顔を見ても、天国だという都市伝説にも納得です。

普通、津波に襲われた場合は建物などはぐちゃぐちゃになってしまうはずですよね。

ところが「崖の上のポニョ」では海に沈んだ街は、家も、干してある洗濯物までそのまま。

津波の恐ろしさは感じさせず、逆に美しい風景になっていました。

となると、リサも津波によって死んでしまったの・・?

リサがグランマンマーレと話している時、おばあちゃんの1人が

「リサさん辛いでしょうね」と呟くシーンがありました。

このセリフこそ「崖の上のポニョ」でリサの死に関する都市伝説となりました。

それは・・

宗介たちが無事に生き延びたとしても、側にいてあげられないから辛い。

なぜなら、リサは津波で死んでしまったから。

なんて悲しい都市伝説・・・!

しかし、あの空間が本当に天国だったのならば、リサも天国にいるということ。

都市伝説が本当かどうかは、誰にもわかりません。

ですが、個人的にはリサに生きていて欲しいと願うばかりです・・!

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【崖の上のポニョ】で重要な意味を持つ、意外なシーンとは?

©︎2008 Studio Ghibli・NDHDMT

ところで、「崖の上のポニョ」では一体いつからが死後の世界になってしまったのでしょう?

都市伝説によると、終盤に出てくるトンネルがポイントとなっているようです。

「崖の上のポニョ」の中でも異様な雰囲気を出しているシーンで、印象的ですよね。

スタジオジブリ×トンネルといえば、ずばり「千と千尋の神隠し」!

千尋がトンネルを抜けた先には神々の世界が待っていました。

もしも「崖の上のポニョ」でもトンネルが同じような意味を持つとしたら?

都市伝説の通り、トンネルを抜けた後が死後の世界というのも頷けますね。

思い出してみてください。

ポニョはトンネルに入る時、「ここ嫌い」と言って入りたがりませんでしたよね。

それはおそらく、トンネルの先に彼女が人間になれるかどうかの試練が待っているから。

その試練とは、人間になるための古い魔法。

これは宗介が好きだと言ってくれるかどうかの試練で、もし失敗すると彼女は泡となって消えてしまいます・・!

都市伝説では、このトンネルは「人間として生まれる=産道のメタファー」とも言われているのです。

そこに近づいたことによって、もうすぐ人間になるかどうか決まると気づいたのでしょう。

もし泡になってしまったら・・という不安から、トンネルに入れなかったのかもしれませんね。

知ってた?崖の上のポニョの都市伝説「数字の3」

出典:https://twitter.com/tokutei_aniki/status/951682027828359168?s=20

最後に「崖の上のポニョ」に出てくる不思議な都市伝説「数字の3」をご紹介!

「崖の上のポニョ」には3がたくさん出てくるのに気がつきましたか?

たとえば、
・ポニョは3つの姿を持っている
・リサの軽自動車ナンバー333
・リサの3つの確認(水出る?火出る?電気つく?)
・グランマンマーレから宗介に3つの質問

本当に様々なシーンで「3」が出てきますね。

これは一体なぜでしょう?

都市伝説いわく、数字の1は男性を表し、2は女性を表すとのこと。
1+2=3となるため、3は男性と女性から生まれた新しい命と考えられるそう。

そして「崖の上のポニョ」のキャッチコピーは「生まれてきてよかった。」です。

「崖の上のポニョ」に出てくる「3」の都市伝説。

これらの数字が意味を持っていると感じずにはいられませんね。

まとめ

©︎2008 Studio Ghibli・NDHDMT

というわけで、今回は「崖の上のポニョ」に関する都市伝説を紹介しました。

「崖の上のポニョ」は子供たちに向けて生み出されたもの。

大人の理屈では到底考えられないような不思議な世界が広がっているだけに、様々な都市伝説が生まれるのでしょう。

津波に関しても、いわゆる災害の津波ではなく、もしかしたら新しい命を生み出す津波だったのかもしれません。

一度固定概念を捨てて、まっさらな気持ちで映画を楽しむのも良いですね!

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