2010年に公開された高畑勲監督のアニメーション映画。

1979年に放映されたテレビアニメの1〜6話までを再構成した作品です。

孤児院にいた少女が、自分の居場所をみつける感動のストーリー。

では、いつも通り映画「赤毛のアン」のキャスト紹介(登場人物)やネタバレに参りましょう!

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映画【赤毛のアン】の作品情報

©三鷹の森ジブリ美術館
制作年(国名) 2010年(日本)
公開日 2010年7月17日
上映時間 100分
ジャンル ジブリ
監督 高畑勲
主要キャスト 山田栄子
北原文枝
槐柳二
羽佐間道夫
配給会社 三鷹の森ジブリ美術館

映画【赤毛のアン】のロケ地

カナダプリンスエドワード島

グリーンゲーブルズ

美しい緑が目に飛び込んできます。
アンの空想がどんどん広がること間違いナシですね。

映画【赤毛のアン】の主題歌

「きこえるかしら」大和田りつこ

映画【赤毛のアン】の過去視聴率は?

2013年11月18日放送 1.1%

深夜枠での放送だったため低い数字になっています。

ただし、テレビアニメシリーズ(全50回)の平均視聴率は16.3%を記録していたので
人気シリーズだったことがうかがえます。

映画【赤毛のアン】の評価

3.7/5

予告編・予告動画

予告映像

作品概要

原作はルーシー・モード・モンゴメリの『赤毛のアン』

本作は会話中心の原作を見事に再現した、と高い評判を得ました。
想像力が豊かでおしゃべりな主人公の魅力がいきいきと描かれています。

また、一歩ひいた客観的な目線をたもって物語がすすむ本作品。
その効果でさまざまな登場人物に共感できる点も注目です。

登場人物(キャスト)

アン/山田栄子

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12歳の夢見がちな女の子。

マリラ/北原文枝

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

グリーンゲーブルズに住む中年女性。冷静で現実的。(画像:左)

マシュウ/槐柳二

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マリラの兄。心優しいが人付き合いが苦手。

映画【赤毛のアン】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

ネタバレ注意

ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。

映画【赤毛のアン】のあらすじ【1/4】

ある島に高齢の男性のマシュウと、中年の女性マリラが住んでいました。
二人は兄妹でお互い独身です。
農作業を手伝う人手が欲しい2人は、孤児院から10歳くらいの男の子を引き取ろうとしていました。

アンは11歳の女の子
孤児院から出て新しい家族と一緒に暮らすため、ある島に向かっていました。
そして、待ち合わせ場所の駅のホームに降り立ちます。
アンは喜びと希望に満ちあふれていました。

マシュウは孤児院から来る男の子を迎えにいくため、馬車で駅に向かっています。
子供から大人まで全ての女性が苦手なマシューは、道行く女性に怯えながら馬車をすすめていいました。

駅に着いたマシュウは驚きます。
そこには10歳くらいの男の子ではなく、女の子のアンが待っていたからです。
何かの手違いが起こってしまったようでした。

映画【赤毛のアン】のあらすじ【2/4】

アンはマシュウを見つけると、近づいて挨拶をします。
おしゃべりでとても想像力がゆたかなアンの様子をみて、
マシュウは「男の子を引き取りに来た」ということをアンに伝えることができません。

マシュウとアンはグリーンゲーブルズに馬車で向かいます。
そこはマシュウとマリラの住む家がある場所です。

グリーンゲーブルズに行く途中、アンは素晴らしい自然に大喜び。
満開に白い花が咲くリンゴ並木を「よろこびの白い道」と名付けたり、
湖を「きらめきの湖」と名付けたりします。

夕方、アンとマシュウはグリーンゲーブルズの家に着きました。
家で待っていたマリラはアンを見て、「誰?男の子はどこ?」と驚きを隠せません。
アンは「私は女の子だからいらないのね!」とその場で泣き崩れてしまうのです。

その夜、マシュウはマリラに話します。
「アンを引き取ろう、仕事の手伝いは他の男の子を探す」と言うのです。
しかしマリラは、「うるさい女の子はいらない」と
アンを引き取るつもりは全くありませんでした。

映画【赤毛のアン】のあらすじ【3/4】

次の日の朝、アンはグリーンゲーブルズの朝の景色に心躍らせます。

大きな桜の木には「雪の女王」と名付け、
窓辺のリンゴアオイの花には「ボニー」と名付けます。

そして、孤児院に戻るかもしれない辛い現実を
「運命のままに任せる」と心に決めたのです。

アンとマリラは馬車に乗ってホワイトサンドに向かいます。
アンを孤児院からつれてきたスペンサー夫人に会って話をするためです。
馬車がすすみ始めると、マリラはアンの言ったことに言葉を失います。

「あたし、このドライブを楽しむことに決めた。
楽しもうと決心すれば、いつでも楽しくできるものよ

ホワイトサンドへのドライブの途中、マリラはアンの生い立ちを話すよう促します。
そしてアンは話しはじめるのです。

マリラはアンの辛い過去を知りました。

アンは赤ちゃんの頃に両親を病気で亡くしてしまい、
学校にほとんど通えず、
大人たちから優しくしてもらうこともなかったのです。

映画【赤毛のアン】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】

ホワイトサンドのスペンサー夫人の家に着くと、マリラは手ちがいがあったことを伝えます。
アンを孤児院に返せるかたずねると、夫人は「返さなくてもいい」と言うのです。

その理由は、ブルエットの奥さんが「お手伝いの女の子を欲しがっている」ということを知っていたからです。
ブルエットの名前を聞いてマリラは表情を曇らせました。

すると偶然、ブルエットの奥さんがスペンサー家にやってきたのです。

アンの芯の強さを見抜いたブルエットの奥さんは引き取ることを決め、
こう言います。
「食べさせてやるんだから、いい子で、しっかり働きなさい」

傲慢なブルエットの奥さんの様子を見たマリラは動き出します。

「アンを引き取らないと決めたわけではない、
マシュウはうちで預かりたいと言っている、マシュウと相談する必要がある。」

そう伝えて、アンをグリーンゲーブルズに連れて帰るのです。

帰宅してすぐ、マリラとマシュウはアンを引き取ることに決めます。
しかしアンには、次の日まで内緒にしておくことにしました。

次の日、アンはマリラの手伝いを次々とこなして過ごします。
しかしグリーンゲーブルズにいられるかどうか気になって仕方がありません。

その日の午後、たまらずアンはマリラに自分がどうなるのかをたずねます。
マリラは「あなたを、ここにおいておく」と伝えるのです。

アンは喜びのあまり外に飛び出します。
そして農作業をしているマシューを見つけて抱きつくのです。

アンはもう、居場所のないアンではありません。
グリーンゲーブルズのアンになったのです。

映画【赤毛のアン】のココが見どころ↓

細かく描かれた背景

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

自然や室内の壁紙の模様など、細かく表現された背景が見どころです。
すべて手描きにも関わらず、リアルな表現にこだわる姿勢には頭が下がります。

アンとマリラのやりとり

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

想像力豊かですぐに空想の世界にはいってしまうアンと、
どこまでも冷静で現実的なマリラのやりとりが見どころです。

客観的な視点で描かれていることでアンにもマリラにも共感できる点も
本作品の魅力でしょう。

登場するたくさんの植物

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

リンゴ、サクラ、アオイ、スズランなどたくさんの植物が登場します。
そしてその美しさに目を奪われます。
アンがリンゴの花を見て「空想の世界」に飛んでいってしまうのも納得してしまいます。

感想・レビュー・口コミ

https://twitter.com/brilliant_usagi/status/1095113536613711872

まとめ

映画「赤毛のアン」のキャスト紹介、ネタバレは以上になります。

本作品の続きは「世界名作劇場」の赤毛のアンで見ることができます。

冒頭でご紹介したサイトでも動画配信されていますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

ではまた次回!

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