©︎2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

2002年に公開されたスタジオジブリ作品「猫の恩返し」。

その年の邦画興行収入第1位を獲得した、人気作品です。

ジブリの人気作品につきものといえば、そう、都市伝説

様々な作品で都市伝説が生まれていますが「猫の恩返し」にも存在するようです。

そこで今回は、「猫の恩返し」にまつわる都市伝説をご紹介します!

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空間が歪んでる?「猫の恩返し」の不思議な都市伝説

©︎2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

まずはちょっと不思議な都市伝説から。

主人公の女子高生ハルがネコのムタと一緒に訪れた、猫の事務所にまつわるものです。

猫の事務所」とはバロンというネコが所長を務める事務所。

ですので、もちろん事務所のサイズはネコ用となっています。

ハルが初めて訪れた時も、ドアの大きさはムタと同じくらいに見えています。

ところが、いざハルが建物内に入ってみると彼女は問題なく建物に入ることができました。

ハルがスレンダーな体型とはいえ、すんなり建物に入れたのには少し違和感が・・

そこで生まれたのが、空間が歪んでいるという都市伝説です。

そもそも、ハルがバロンの元へ向かったのはある悩みがあったから。

「猫の恩返し」冒頭、ハルは車に轢かれそうなネコを助けたのですが、それは猫の国のルーン王子でした。

その結果、息子を助けてくれたお礼がしたいと、彼女はネコの王様から猫の国に招待されてしまったのです。

でもそんな怪しげな国には行きたくないと、バロンに助けを求めてやってきました。

と言うのも、猫の国という摩訶不思議な国が存在しているうえに、
猫が二足歩行で人間の言葉を喋っているという不思議さ。

つまり、ハルは現実世界とは違う世界に踏み込んでしまったと考えられるのです。

その境目となっているのが、この事務所のドア。

ここがネコの世界と人間の世界を繋ぐ場所とされるので、空間が歪んでいるという都市伝説が生まれたのです。

実は凄い女の子!?吉岡ハルの都市伝説

©︎2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

次に「猫の恩返し」の主人公、吉岡ハルにまつわる都市伝説を紹介します。

スタジオジブリ作品のヒロインといえば、
もののけ姫のサン、風の谷のナウシカのナウシカ、天空の城ラピュタのシータなど、

強気で自分の意志をしっかり持ったヒロインが多い印象ですよね。

しかし「猫の恩返し」の吉岡ハルは、今までのヒロインとはちょっと様子が違います。

授業にはよく遅刻するし、飛んできたボールを避けられない鈍臭さ。

気になる男子はいるものの、遠くから見ているだけで自分の気持ちは伝えられません。

ジブリ作品のヒロインとしてはイマイチ印象が弱い気がしますね。

そんなハルですが、実は物凄い女の子だったという都市伝説があります。

とは言っても、彼女がそんなに凄いパワーを発揮したシーンは「猫の恩返し」の中にあったでしょうか・・?

その都市伝説を裏付けたのは監督のインタビューでした。

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それによると、ハルは一見ダメな女の子に見えますが、実はそんなこともありません。

ハルも普段の生活の中で色々悩んでいました。

何か上手くいかないけど、面白いことはないかなと日々探していたのです。

日常のいろんな所にチャンスが落ちているのだけれど、それに気付けるかが大事。

100%面白い!とわかるまで身構えているのではなく、
「なんかいいかも」と思ったことに足を踏み入れる勇気があるハルが凄いのです

「猫の恩返し」でもまさにそうでしたね。

「ネコとはいえ王子様と結婚できるなんて、なんかカッコいいかも・・?」

「猫の国ってこんなに綺麗で気持ちの良いところならいいかも・・?」

もちろん、この考えによってどんどん良くない方向に向かっていってしまったハル。

しかし、バロンたちと一緒に現実世界に戻ったハルは少しだけ変わりました。

当たり前の日常が大事で、それを繰り返していくことがいかに難しいかに気がつき始めたのです。

一見華やかさがないハルですが、「猫の恩返し」の物語を通して大切なことに気がつくなんて凄いですよね。

都市伝説で言われているハルの凄さは、ココにあったんですね。

「猫の恩返し」のエンドロールに、あのカップルが登場していた!?

©︎1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

最後は同じくスタジオジブリ作品「耳をすませば」に関連した都市伝説です。

実は「猫の恩返し」のエンドロールには、上記の作品に出てきた「ある人物」が登場していたというのです。

それはなんと、「耳をすませば」の月島雫と天沢聖司の姿が見れるという、ファンには何ともたまらない都市伝説。

ちなみに「猫の恩返し」は「耳をすませば」の上映から7年後に公開されています。

当時15歳だった月島雫も、すでに22歳。

彼女はずっと小説家を目指していて「耳をすませば」の中でも物語を1本書き上げています。

その小説が「猫の恩返し」であり、それが映画化されたのです。

そして作者である雫と恋人関係にある聖司が、上映された「猫の恩返し」を一緒に見ているという設定の
エンドロールが作られたとのこと。

都市伝説の通りのエンドロールがもし実在するならば、
大人になった雫と聖司が肩を並べている姿・・ぜひ見てみたいですね!

まとめ

©︎2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

以上、「猫の恩返し」にまつわる都市伝説を3つ紹介しました。

最後にもう1つ。

主人公ハルのお母さんは、大人になった月島雫がモチーフになっている、という都市伝説もあるそう。

ハルのお母さんといえば在宅でパッチワークの仕事を持って、女手一つでハルを育てています。

特に離婚したとかの話はありませんでした。

ですので、実は旦那さんは海外でヴァイオリン作りをしている天沢聖司がモデルで、離れて暮らしているだけとか・・!?

都市伝説を元にいろんな想像が膨らんでしまいますね。

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