小人の女の子アリエッティと人間の少年、翔。
ある夏の1週間に出会った2人の成長を描いた物語「借りぐらしのアリエッティ」。
スタジオジブリ作品に多く存在する都市伝説ですが、
「借りぐらしのアリエッティ」にもそんな興味深い話しがあるのをご存知ですか?
ここでは作品にまつわるものから、米林監督に関する都市伝説までいくつかご紹介します!
「借りぐらしのアリエッティ」はあの作品と繋がっていた?意外な都市伝説
「借りぐらしのアリエッティ」は身長10cmほどの小人、アリエッティがヒロインの物語です。
彼女は豊かな赤毛の髪の毛、可愛らしい笑顔、好奇心旺盛な性格が魅力的な女の子。
そんな「借りぐらしのアリエッティ」1つ目の都市伝説は、アリエッティの祖先に関するもの。
アリエッティの祖先と噂されるのは、同じくスタジオジブリ作品の某人気キャラクター。
なんと「風の谷のナウシカ」のナウシカが先祖ではないかという説があります。
その根拠とは一体、何なのでしょうか?
「風の谷のナウシカ」といえば、印象的なのはあの巨大な蟲たちですよね!
どれくらい巨大かというと、一番登場シーンが多い王蟲(オーム)は全長80mもあるとか。
とは言え…ちょっと大きすぎやしませんか?
となると、可能性として考えられるのは「ナウシカたちが小人である」ということ。
そう考えると、蟲たちの大きさにも納得がいくように思えますね。
また、ナウシカたちは「腐海」という死の森から発生している毒によって、土地を巡った戦争が起こっていました。
多くの人が死に、人口はどんどん減っていったのです。
ちなみに「借りぐらしのアリエッティ」の世界では、「アリエッティたち以外の小人はいないかもしれない」という状況でしたよね。
この点を鑑みて、ナウシカがアリエッティの祖先だという説が出来たのかもしれません。
「借りぐらしのアリエッティ」と「風の谷のナウシカ」。
そんな両作品が関係している都市伝説、なんだか面白いですね!
猫のニーヤにもモデルがいた!?噂を検証
「借りぐらしのアリエッティ」の中で、実は重要ポジションを担っているのが、猫のニーヤです。
最初こそ、アリエッティを捕まえられなくてイライラしている姿を見せていた彼。
彼女たちの出入り口を知っていたニーヤは、いつも待ち伏せしているほど。
しかし翔を間に挟んで徐々にアリエッティとの関係も良くなっていきます。
最後にはアリエッティが旅立つことを翔に伝えて、2人を引き合わせてくれた大事な存在です。
ところで、ニーヤにはモデルが実在するという都市伝説があるのですが、それは本当なのか?
その姿はスタジオジブリのスタジオにありました。
なにやら不機嫌な顔をして座っている猫ちゃん。
ん・・・あの模様、見覚えがあります。笑
まさにアリエッティを捕まえられずにふてくされているニーヤのよう!
そう、この子こそニーヤのモデルと言われている「ウシコ」という猫ちゃんなのです。
都市伝説は本当だったのですね!
また、ウシコは他のキャラクターのモデルにもなっていますが、お気づきでしたか?
それは「耳をすませば」と「猫の恩返し」。
2作品に出てくるムーンという大きな猫。あの猫もウシコがモデルだったのです。
確かに模様やフォルムが一緒!
1つの作品の都市伝説から他の作品の裏話が見えてしまうなんて、なかなか興味深いですね。
「借りぐらしのアリエッティ」の監督にも都市伝説が!?
「借りぐらしのアリエッティ」はもちろんジブリ作品。
しかし実は、宮崎駿監督ではなく米林宏昌監督が担当しています。
米林監督はもともとスタジオジブリのアニメーターだったのですが、その手腕はスタッフ内でもピカイチと言われたほど。
また、スタジオ内では「麻呂」というあだ名をつけられるほどの愛されキャラでもあります。
アニメーターとしても1番、さらには「借りぐらしのアリエッティ」の監督もやっていた物凄い人物だと言うのはお分かりいただけたかと思います。
そんな米林監督にまつわる都市伝説。それは彼が、あるキャラクターのモデルになっているのではないかというもの。
何のキャラクターかわかりますか?
なんとあの「千と千尋の神隠し」の重要キャラクター、カオナシです。
確かに言われてみれば・・・。
面長なところや細めの目元が似ている気もします。
加えて「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の製作エピソードに交えて、
「カオナシモデル説」を本人にずばり聞いたインタビューがありました!
これによると、カオナシを描いていたのは米林監督その人だったのです。
そんなカオナシを見た宮崎駿監督が一言。
「麻呂(米林)によく似てるな!」
ここから、米林監督がカオナシのモデルだという都市伝説が生まれてしまったのですね。
まとめ
以上、「借りぐらしのアリエッティ」に囁かれる都市伝説たちをご紹介してきました。
作品同士の繋がりが見えたり身近なものからヒントを得ていることがわかり、とても興味深い説ばかりでしたね!
「借りぐらしのアリエッティ」は、宮崎監督が若い力に任せようと決断して米林監督を抜擢した作品だったのです。
今後もスタジオジブリの新しい挑戦・作品が楽しみですね♪